2012年05月18日
イマドキの披露宴って楽し!

先日、甥っ子の結婚式・披露宴に招かれて出席しましたが、これが自分の中の披露宴のイメージを払拭するような素晴らしい体験でした。
結婚式の披露宴といえば、大きな宴会場に両家の親戚・縁者が一堂に会し、家と家との結びつきを祝う儀礼的な色合いが濃いものだと思っていました。来賓のスピーチが何人も延々と続くなか、料理は冷めてしまっているのが普通。宴の合間には新郎・新婦の友人たちが趣向を凝らした余興を披露する。かたわらでは酒好きのオヤジが赤い顔して高笑いしている……そんなイメージを持っていました。しかし、この日の披露宴はそんな面倒なプログラムは一切なし。いくつか用意された演出はあるものの、新郎・新婦が主催するパーティに招待されて、おいしい料理と飲み物でひとときの楽しい時間を過ごす。堅苦しくなく、カジュアルなパーティを、それぞれの楽しみ方で楽しんでほしい。そんな想いがうかがえるものでした。供される料理は温かいものは温かく、冷たいデザートなどはしっかりと冷たい。しかも、どの料理もおいしい。
そして、何より新鮮だったのは、会場の横には専用の庭が広がっていて、この日は天気が良かったこともあって、大きな窓越しに明るい光が室内に降り注いでいたことでした。庭への出入りは自由で、途中からバイキング形式のさまざまなスウィーツが盛りつけられたこともあり、招待客は屋内、屋外を行ったり来たりして料理とともにその開放的な雰囲気を楽しんでいました。結婚式の後にも太陽の光が降り注ぐ庭に出て、気取らない格好で記念撮影などを行ったことも新鮮でした。
私がこういうスタイルの披露宴に出席する機会がなかっただけで、昨今の披露宴はカジュアルなパーティ形式が主流だよ、と言われそうですが、いまどきの若者はこういう祝いの席で祝福されるのかと思うと、ちょっぴりうらやましくもあり、自由な発想で披露宴をとらえる姿勢にいたく感動しました。ちなみに余談ですが、披露宴があった日は“仏滅”でした。
ところで、いま桜前線は東北地方から北海道あたりまで進んでいるでしょうか。聞くところによると、桜からは桜フェロモンなるものが放出され、それにあてられた人は陽気になったり興奮するらしいと。同様に結婚披露宴では幸せフェロモンが会場に充満していて、それにあてられた人は自分も早く幸せになりたいと思ってしまう。それで、招待客の中の異性のことが急に魅力的に映り出すのではないか……などという想像も膨らんだほど、楽しくて素晴らしい体験でした。
(鈴木清三)
Posted by 磐田の印刷屋さん at 14:30│Comments(0)
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